2016 年度研究成果報告書

ラメラ封入体様オルガネラを発生させる結核菌PE_PGRS62の役割

研究課題

研究課題/領域番号	15K19102
研究種目	若手研究(B)
配分区分	基金
研究分野	細菌学(含真菌学)
研究機関	国立研究開発法人国立国際医療研究センター
研究代表者	祝弘樹国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員(移行) (70443116)
研究期間 (年度)	2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード	結核菌
研究成果の概要	PE_PGRS62は結核菌のグリシンの豊富なPE_PGRSタンパク質のひとつで、病原性因子と考えられている。 GFP-PE_PGRS62を発現した2つのII型肺胞上皮細胞（AEC II）A549細胞とT7細胞がラメラ封入体様のベシクルを有していた。ベシクルは多重膜構造で脂質を含有していた。 PE_PGRS62はABCA3とベシクル上で共局所した。ABCA3は、AEC IIのラメラ封入体限界膜のマーカータンパク質である。これらの結果は、PE_PGRS62がAEC IIで脂質を含んでいるラメラ封入体様のベシクルを生み出すことを示唆した。
自由記述の分野	細菌学