抗デングウイルス化合物を用いたウイルス複製機構の解析

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K19109
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: ウイルス学
• 研究機関: 公益財団法人東京都医学総合研究所
• 研究代表者: 日紫喜 隆行 公益財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医科学研究分野, 主任研究員 (30535761)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: デングウイルス / 複製機構 / 抗ウイルス化合物

研究成果の概要

薬理活性既知の低分子化合物ライブラリーから、フォーカス法を用いて新規抗デングウイルス活性物質の選抜を行った。次に、Time-of-drug-additionアッセイおよび一過性レポーターレプリコンの系を用いた解析から、候補化合物の作用点がウイルス生活環のなかで翻訳とゲノム増幅の間の過程であることが示された。また、化合物とデングウイルスを共培養し続け化合物耐性ウイルスの作出および解析をおこなった結果、候補化合物の作用点はウイルスの非構造タンパク質であることが示唆された。

自由記述の分野

ウイルス学