T細胞特異的CNOT3欠損マウスにおけるT細胞分化・機能異常と自己免疫疾患発症

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K19140
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 免疫学
• 研究機関: 沖縄科学技術大学院大学
• 研究代表者: 呉羽 拓 沖縄科学技術大学院大学, 細胞シグナルユニット, 研究員 (50637684)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: T細胞分化 / 正の選択 / 脱アデニル化 / CCR4-NOT複合体 / TCRシグナル

研究成果の概要

CCR4-NOT複合体はmRNAを脱アデニル化するmRNA分解系酵素複合体である。この複合体のサブユニットの一つCNOT3をT細胞特異的に欠損させると、胸腺中におけるT細胞の分化異常が観察された。これは正の選択異常によるもので、細胞死シグナルの亢進が認められた。Map3k5(Ask1)はこの複合体の標的遺伝子であることが分かり、ASK1タンパクの発現増加が正の選択に寄与していると明らかとなった。

自由記述の分野

免疫学、分子生物学