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2016 年度 実績報告書

サルコペニアに着目した回復期リハビリ病棟における在宅復帰支援シミュレーターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K19158
研究機関京都橘大学

研究代表者

岩瀬 弘明  京都橘大学, 健康科学部, 助教C (40633350)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードサルコペニア / 活動量 / 高齢患者 / 回復期リハビリテーション
研究実績の概要

本研究は、回復期リハビリテーション病棟に入院している65歳以上の高齢患者を対象に、多職種協働で患者の在宅復帰を支援するためのネットワークシステムを開発することを目的としている。具体的には、多職種間で患者のリアルタイムな活動状況を共有し、患者にフィードバックできるネットワークシステムを作成し、作成したネットワークシステムがサルコペニアを合併する患者にも有用か否かについて効果検証を行うことである。
初年度は、医療保険の診療報酬改定に伴う病棟再編や、測定機器の準備(機材およびソフトの変更)に時間を要したため、当初予定していた研究開始時期から遅れて進行していた。
最終年度は、初年度から引き続き、回復期病棟に入院している高齢患者の身体組成を計測した結果、測定開始からの1年間で100名を超える患者の協力が得られた。これらの結果をAsian working group for sarcopenia(AWGS)のアルゴリズムで使用する四肢骨格筋肉量(skeletal muscle mass index : SMI)を用いて判定した結果、高齢入院患者の約80%がAWGSの基準値を下回っていた。
次に、患者のリアルタイムな活動を評価するために、活動量計の検討を行った。活動量計は、振り子式センサ搭載型、一軸加速度センサ搭載型、二軸加速度センサ搭載型、三軸加速度センサ搭載型の4機種から検討した結果、三軸加速度センサ搭載型の活動量計を使用することで、妥当な歩数計測が可能となることが明らかとなり、患者の活動量を把握するためには、三軸加速度センサ搭載型の活動量計が有用であることが示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 異常歩行を有する患者に対する妥当な歩数計測の条件 -歩数計及び,活動量計機種,歩行速度,装着部位による検討‐2016

    • 著者名/発表者名
      大場友裕,冨田素子,日沖善治,岩瀬弘明,上林清孝,石井好二郎
    • 雑誌名

      日本システム学会雑誌

      巻: 22(2) ページ: 93-97

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 異常歩行を有する患者に対する妥当な歩数計測の条件2016

    • 著者名/発表者名
      大場友裕,岩瀬弘明,大島秀武,石井好二郎
    • 学会等名
      第71回 日本体力医学会大会
    • 発表場所
      岩手県盛岡市
    • 年月日
      2016-09-23 – 2016-09-25

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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