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2016 年度 実施状況報告書

日本の一般住民において食習慣が臨床および画像により評価した認知機能に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 15K19225
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

宮川 尚子  滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (20388169)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード認知機能 / 食習慣 / 地域一般住民 / 脳MRI
研究実績の概要

本研究は一般地域住民から年齢層化無作為抽出した集団のうち協力が得られた者を対象として、頭部MRI撮像による無症候性脳血管障害と潜在性動脈硬化指標および危険因子の測定を実施している既存の前向きコホートの成績を用いて、食生活が認知機能に及ぼす影響を臨床的、形態的に検討を行うものである。
平成28年度は、前年度、白質病変容積および大脳萎縮の計測について使用を予定していたソフトウェアがうまく稼働せず実施できなかった頭部MRI撮像を用いた脳の形態評価について、評価に用いるソフトウェアを新規に購入し、ソフトウェア開発者とプログラマーの協力を得てプログラムを修正し、解析を実施した。頭部MRI撮像を実施した全740人の対象者についての評価が終了した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

白質病変容積および大脳萎縮の計測について使用を予定していたソフトウェアのプログラム開発に時間を要し、画像解析が平成28年度末にようやく完了した。そのため脳の形態変化と食習慣の関連についての検討が実施できなかった。

今後の研究の推進方策

日本人一般集団における脳の形態的の分布を確認し、食生活と日本人一般集団における脳の形態的変化との関連を詳細な検討を進める。また、その成果を学会や専門誌で報告する予定である。

次年度使用額が生じた理由

平成27年度および平成28年度上半期に予定していた頭部MRI撮像を用いた脳の形態評価がソフトウェアの不具合で実施できず、プログラムの修正に時間を要した。したがって予定していたデータ解析を実施できなかったため成果発表ができず、旅費等に充当する予定であった費用が次年度使用額として発生した。

次年度使用額の使用計画

平成28年度中に頭部MRI撮像を用いた脳の形態評価が実施できたため、平成29年度中にデータ解析を実施し、その成果を発表する旅費等に使用する予定である。

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公開日: 2018-01-16  

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