2008年に前向きコホート調査を開始した20~60歳の男性労働者を8年間追跡し、血清apoptosis inhibitor of macrophage(AIM)とメタボリックシンドローム(MetS)および糖代謝異常発症との関連を検討した。その結果、血清AIM濃度の上昇とともにMetS累積発症率及び多変量調整後のMetS発症のハザード比は有意に上昇した。一方、血清AIM濃度と糖代謝異常発症との関連は認められなかった。 以上のことより、血清AIM濃度の上昇は、MetS発症リスクの上昇と有意に関連することが示され、MetSの進展状況を予測する指標となる可能性が示唆された。
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