研究課題/領域番号 |
15K19287
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
門田 耕一郎 長崎大学, 保健・医療推進センター, 助教 (40549458)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 禁煙支援 / 保健薬局 / 医療機関待合 |
研究実績の概要 |
本研究では、病院・診療所・保険薬局の待ち合いと、保険薬局での服薬指導時において、現行の業務に及ぼす影響・時間的負担が少ない、汎用性のある簡易的禁煙支援法を開発しパッケージ化することを目的とする。そのため開発した簡易的禁煙支援法を用いて、病院・診療所・保険薬局の待ち合い時間と保険薬局での服薬指導時にRandomized Controlled Trialを行い、喫煙者の禁煙開始率・禁煙成功率そして意識変容などについて評価する。 本年度は、文献検索や学会大会・研究会での情報交換などにより、すでに禁煙支援法として確立されている5R5Aアプローチ法、行動変容ステージ理論、動機づけ面接等の方法を医療現場に合わせる形で統合し、実際のできるだけ業務に影響しないように使いやすい形でパッケージ化した簡易的禁煙支援法の保健薬局むけの初版案を作成した。そして実際の保健薬局で業務をされている長崎市薬剤師会所属の薬剤師の先生方にご意見を頂き、初版修正を行った。それを用いた研究長崎大学大学院の倫理委員会に本研究を研究方法を認めていただき、長崎市薬剤師会のご協力の下で複数の保険薬局(介入群9薬局・コントロール群8薬局)において前向きの介入研究を始めた。 現在は介入期間の途中であるが、現時点で介入群は9薬局で121例、コントロール群は8薬局で74例の被験者にご協力いただき、研究を継続している。 今後は、保険薬局での介入観察を継続するとともに、病院・診療所での待ち合いでの介入研究についても進めていくことを予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は長崎市薬剤師会の御協力の下、保健薬局をフィールドとした研究を開始できたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、引き続き保健薬局をフィールドとした介入研究を継続するとともに、病院・診療所をフィールドとした研究を立ち上げることを予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初、予算計画していた時よりも研究フィールドとしての研究参加薬局の獲得と連絡、そして研究周知がスムースに行えたため。
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次年度使用額の使用計画 |
今後、研究に参加してくださる被検者の方を予定人数まで満たすことができるよう、また研究の質を上げることができるように、研究を行っていく予定である。
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