本研究はADモデル動物を用いて神経変性時および治療介入時の脳内酸化ストレスの動態を“in vivo EPRイメージング法”で解析し、行動評価、組織学的評価と比較してADの病態解明と治療応用を目的に開始した。 結果は、認知行動評価novel objective recognition test(NOR)において超早期ガランタミン投与群で認知機能の改善を認めた。また、脳組織学的評価においてガランタミン投与群でAβ沈着面積が減少していた。in vivo EPRイメージングによる解析では超早期ガランタミン投与により脳内酸化ストレス軽減傾向が示唆されたが研究期間内に有意差を証明するには至らなかった。
|