目的:パーキンソン病のストレスに対する鍼治療効果を検討すること。方法:対象患者は16名であり、全患者が標準的な薬物治療を受療していた。鍼治療は先行研究を参考とした経穴に対して施術した。評価は、唾液アミラーゼ、コルチゾール、オキシトシンと、携帯型歩行計を用いて10m歩行を行い、平均歩行加速度、歩幅、歩行速度を記録した。これらの評価を鍼治療の施術前後に行った。結果:鍼治療によって唾液アミラーゼ、歩幅、歩行速度、平均歩行加速度の有意な改善がみられた。まとめ:本研究はパーキンソン病のストレスに対する 短期的な鍼治療効果を示した。今後は症例数を増やし、長期間の鍼治療効果の検討が必要と考えた。
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