研究課題
若手研究(B)
胃神経内分泌癌の病態成立に必要な遺伝子群の同定を行い、それを治療の標的とするために、胃腺癌と胃神経内分泌癌における遺伝子異常とメチル化異常の解析を行った。治療標的となる遺伝子の発現異常の解析から、神経内分泌癌においてはVEGFR2の発現レベルが極めて高いことが明らかとなった。進行胃癌においては、VEGFR2に対する抗体薬であるramcirumabが保険適応で使用されており、VEGFR2抗体薬を含む化学療法を施行したところ著効した。これまでの過程を論文として報告した。
消化器腫瘍