大腸内視鏡治療または外科手術にて切除した大腸腫瘍組織から、高・中分化線癌と低分化腺癌の組織を採取しDNAおよびRNAを抽出した。抽出したRNAを用いてRNAシークエンスを行い、早期大腸低分化腺癌において発現している遺伝子を複数同定した。 また、上記で採取した大腸腫瘍を用いて、Infinium HumanMethylation450ビーズアレイによるDNAメチル化解析を行った。その結果、大腸鋸歯状病変の1つである鋸歯状腺腫で高率にメチル化している遺伝子Aを同定した。多数の大腸腫瘍によるパイロシークエンス法でのメチル化解析においても、遺伝子Aのメチル化レベルは鋸歯状腺腫において高かった。
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