今回、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)を対象に、バルーン肺動脈形成術(BPA)施行時に、病変部をOFDI(optical frequency domain imaging)を用いて観察し、病変形態の検討を行った。当院でBPAを施行した非手術適応のCTEPH患者31名を対象とし、92病変でOFDIによる病変形態の観察を行った。メッシュ様閉塞病変を63病変で、スリット状構造物を28病変で、壁在血栓を52病変で認めた。65病変(71%)は、2つ以上の病変形態を有し、14病変(15%)は3つすべての病変形態が混在していた。
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