研究課題
ブルガダ症候群患者におけるSCN10A変異の解析を行い報告した論文『Novel SCN10A variants associated with Brugada syndrome.』が平成27年4月付でEuropace誌に採択された。その後更に解析を進め、ブルガダ症候群におけるSCN5A変異とSCN10A変異との相互関連、臨床像への影響について、同年6月にイタリア・ミラノで開催された国際学会『Europace(European Heart Rhythm Association)2016』にて口述発表を行った。またその他、QT延長症候群に関するその他の原因遺伝子について他研究者の補助を行い、共同演者・共著者として学会発表及び論文作成の補助に寄与した。
2: おおむね順調に進展している
平成27年度は患者における遺伝子変異の解析と学会報告を目標としていたため概ね予定通りの進捗である。
SCN10A遺伝子変異の解析範囲をブルガダ症候群以外の遺伝性不整脈疾患まで拡大し解析を進める。平成27年に行った解析結果も含め、学会発表並びに論文作成に着手する。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 4件) 図書 (1件)
Internal Medicine
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