当初の予定から変更し、病態の単一性を重視し、心房中隔欠損症(ASD)を対象に、経皮的心房中隔欠損症閉鎖術前後での評価を行った。 治療前後の評価を行えたのは40症例(男:女=9:31)で、平均年齢48歳、Qp/Qs=2.3であった。治療後1年の段階で、健常人と右室容量を心臓MRIと比較すると、ASD群はRVEDVI=106±3mL/m2、健常人はRVEDVI=76±7mL/m2、RVESVI=58±mL/m2、健常人はRVESVI=36±4mL/m2と有意に拡大が持続していた。右室駆出率はASD群で46±8%、健常人で51±8%と有意にASD群で低下していた。
|