研究課題
HMGB1心筋特異的過剰発現(TG)マウスと野生型(WT)マウスにそれぞれstreptozocin (STZ)を投与し、糖尿病モデル(DM)マウスを作成した。いずれも血中のDPP4活性は上昇していた。STZ投与3週間後にマウスの冠動脈を結紮し心筋梗塞を作成した。梗塞巣の大きさ、心エコーでの心機能、血中HMGB1濃度、梗塞境界域での血管新生をWTマウス、TGマウス、WT-DMマウス、TG-DMマウスで比較検討した。引き続きSTZ投与後、血糖とDPP4活性が上昇していることを確認後にDPP4阻害薬(DPP4i) anagliptinを経口投与を開始し、STZ投与3週間後に、それぞれWT-DM-DPP4iマウス、TG-DM-DPP4iマウスに心筋梗塞を作成し、梗塞巣の大きさ、心エコーでの心機能、血中HMGB1濃度、梗塞境界域での血管新生について6群間で比較検討した。
2: おおむね順調に進展している
当初の予定通り、DMモデルマウスを作成し心筋梗塞を作成できた。また、DPP4阻害薬投与によりHMGB1とDPP4の関連が明らかにすることができた。今後は、タンパクの測定などを行う予定である。
今後は、タンパクの測定などを行う予定である。また、GLP-1受容体作動薬など他のインクレチン製剤とDPP4阻害薬の比較を行う。
すべて 2016 2015
すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 6件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (25件) (うち国際学会 7件)
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