最終的な症例数として心臓サルコイドーシス(心サ症)症例連続95例と心サ症以外の非虚血性心筋症連続50例(対照群)を比較検討した。結果、非肉芽腫心筋組織切片への樹状細胞浸潤増加かつM2マクロファージ比の減少は、心サ症の診断において従来の報告より高い感度と極めて高い特異度を示し、樹状細胞とマクロファージフェノタイプは心サ症の診断における新たな病理組織学的マーカーになりうると考えられた。この新規診断補助法に関する論文は米国心臓協会の専門誌に掲載された(J Am Heart Assoc 2016;5:e004019)。
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