今後の研究の推進方策 |
今後,増悪時,肺炎発症時の喀痰中の微生物につき,11種類のウイルスを含めて検討を行い,安定期の定着菌との関連について明らかにする. また,保存血清,喀痰上清を用いて各種バイオマーカーを測定し,増悪との関連を検討する予定である.(E-cadherin, MMP-7,IL-5, 6, 7, 13, PIGR, SELENBP-1)
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次年度使用額の使用計画 |
本年度は収集した誘発喀痰、血清を用いたバイオマーカー測定を開始するため、IL-6, E-cadherinなどのELISAキットを購入する. また,27年度までの検討で,誤嚥リスク,気腫性変化,CATスコア,増悪頻度の間に有意な関連が示唆された.こうした所見は呼吸筋力の低下と慢性気道感染に関連する可能性がある.そこで本年度は呼吸機能測定装置を購入し,呼吸筋力測定を行う予定である.
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