M2マクロファージは慢性炎症の病態に深く関わっていることが知られている。今回、慢性閉塞性肺疾患(COPD)におけるM2マクロファージの役割について検討した。野生型マウスに豚膵臓エラスターゼ(PPE)を気管内投与しCOPDマウスモデルを作製した。PPE投与7日目、14日目、21日目、35日目に肺組織を取り出し、免疫染色を用いて検討したが、浸潤細胞数が少数であり解析できていない。次にCD163遺伝子欠損(KO)マウスを用いて同様の実験を行った。野生型B6マウス及びCD163KOマウスにPPEを投与し、肺組織を採取し検討したが、ほとんど差を認めなかった。まだ少数例の検討であり、実験継続中である。
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