研究実績の概要 |
1.非小細胞肺癌細胞株における、EGFR遺伝子変異とTOPK(T-LAK cell-originated protein kinase)発現の関連の検討 非小細胞肺癌細胞株(PC9,HCC827,11-18,1975,A549,LK87,1-87,LC-1,1993,EBC1,Calu1,HARA,QG56,PC1,PC10,H2228,H3122,H28,H2452,H226,H520,LK2)におけるTOPK、P-TOPKの発現を、ウェスタンブロット法で解析を行った。今後は、これらの細胞株の中からTOPKの発現の強い細胞株を用いて、TOPKの発現をCRISPR/CAS9システムでknock downし、survival signal(Akt、Erk、mTOR、S6)の変化を解析する予定である。 2.肺癌患者組織検体におけるTOPK発現と、EGFR変異を含む臨床病理学的特徴および予後との関連の検討 非小細胞肺癌患者の手術検体、265例について臨床情報、病理学的所見を収集した。現在、これらの組織検体から4μm厚の未染スライドを作成中である。これらのスライドを用いてTOPKの免疫染色を行い、TOPKの発現と、EGFR遺伝子変異や臨床病理学的特徴、および予後との関連について解析する。
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