研究課題
若手研究(B)
本研究では、近位尿細管(PT)管腔側Na依存性酸塩基輸送の全容を明らかにするために、単離PTと遺伝子発現調節を行った培養単離PTに各種阻害剤(NHE阻害剤EIPA、重炭酸/陰イオン輸送体阻害剤DIDS)を用いた細胞内pH測定を行った。 結果、動物(マウス、 ラット)とヒトにおいてPT管腔側Na依存性酸塩基輸送能の種差があることを見いだした。さらにPT管腔側には従来考えられていたNHE3だけではなくDIDS感受性の未知のNa依存性塩基輸送体が存在する可能性を見出した。
腎臓内科学