メタボリックシンドロームによる腎障害におけるプロテアーゼの機能解明と治療応用

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K19460
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 腎臓内科学
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 水本 輝彦 熊本大学, 医学部附属病院, 特任助教 (80749193)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 尿蛋白 / メタボリックシンドローム / セリンプロテアーゼ

研究成果の概要

メタボリックシンドロームラットに対して高塩食を摂取させることで尿蛋白が著明に増加した。セリンプロテアーゼ阻害薬であるメシル酸カモスタットは同等の降圧作用を持つヒドララジンと比較して尿蛋白を改善することを示した。高塩食摂取によるミネラルコルチコイド受容体の活性化を介した糸球体上皮細胞のアポトーシスを阻害することで尿蛋白を改善させていることを示唆した。メシル酸カモスタットは降圧効果を超えた抗尿蛋白作用を示した。

自由記述の分野

腎臓内科