研究成果の概要 |
マウス及びヒトのES, iPS細胞由来のミエロイド細胞 (ES, iPS-ML)を利用して、自己免疫疾患モデルマウスの細胞治療について主に検討を行った。免疫抑制性分子TRAILを遺伝子導入したES-MLで自己免疫疾患モデルマウスの臨床症状の改善が見られたが、多くの投与細胞数が必要であった。一方、ES, iPS-MLはマクロファージに類似した細胞で、免疫抑制性マクロファージに属する細胞表面分子 (CD206, CD163)を発現していた。ML細胞のヒトへの臨床応用として、自己免疫疾患よりは、マクロファージ機能が利用可能な疾患の方が適している可能性がある。
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