AVPプロモーター下Venus発現rAAVベクターをマウス視索上核へ投与しAVPニューロン特異的なVenusの発現を認めた.BiP,BiP shRNAを導入したrAAVベクターにてFNDIマウスAVPニューロンに特異的なBiPの過剰発現,ノックダウンを施行したが,その解析は現在進行中である.また,BiPと同様の作用を持つケミカルシャペロン4-PBAがFNDIマウスの尿量やERAC形成に及ぼす影響を検討した.4-PBA投与により尿量とERACは減少した.以上より,BiPと同様の作用を持つ4-PBAは変異タンパクの処理を促進することでERACを減少させ多尿の進行を抑制したものと考えられた.
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