研究課題
若手研究(B)
独自に樹立したグレリン分泌細胞株MGN3-1細胞を用いて、グレリンアシル化基質供給源について解析を行った。グレリン分泌細胞株は、長鎖脂肪酸の輸送に関与するAcsl1遺伝子発現が高いことにより、長鎖脂肪酸の蓄積能が高いことが判明した。また、Acsl1阻害剤であるTriacsinCによって活性型グレリン産生量は有意に低下した。以上より、グレリン産生細胞株において、長鎖脂肪酸の取り込み能が高いことが、グレリンのアシル化に必要なオクタン酸の供給の一端を担っていることが明らかとなった。
内分泌学