「急性骨髄性白血病の化学療法後寛解例に対するWT1ペプチド免疫療法の第Ⅱ相臨床試験」の20例において免疫動態解析を行った。WT1ワクチン前のWT1特異的CTL頻度がGood responderで有意に高くclonalityを有することを発見し論文報告した。さらにMLL/AF9遺伝子をB6マウス造血幹細胞に導入し、新たなマウス白血病モデルを確立した。微小腫瘍量およびWT1特異的CTL反応を経時的に測定可能となり、WT1ワクチン療法に対するヘルパーペプチドの併用効果を示した。一方でヘルパーペプチド併用下ではCTLは3か月内ではexhaustせずcheckpoint阻害剤との併用効果は認めなかった。
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