ヒトES細胞およびiPS細胞由来の未分化造血細胞にがん遺伝子を強制発現させるため、Adeno-associated virus integration site 1(AAVS1)領域を標的としてtet-onシステムによりがん遺伝子(KRas G12V等)を発現制御できる誘導型遺伝子発現カセットをゲノム編集により挿入した。ES/iPS細胞より分化誘導したCD34陽性未分化造血細胞を分離し、KRAS G12Vを発現誘導し7日間培養したところ、発現量に依存して細胞数が変化した。同細胞を放射線照射した免疫不全マウスに移植し、正常細胞に対する競合優位性を検討している。
|