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2016 年度 実施状況報告書

関節リウマチにおけるhepcidinの動態と骨粗鬆症に関する臨床的解析

研究課題

研究課題/領域番号 15K19571
研究機関新潟大学

研究代表者

佐藤 弘恵  新潟大学, 保健管理・環境安全本部, 講師 (80705963)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードヘプシジン
研究実績の概要

現在までに研究参加の同意を得られた関節リウマチ(RA)患者は約300例に達している。そのうち検査が実施されデータが得られた263例について、RAの疾患活動性についてDAS28, CRP, 血沈などを用いて評価しデータを集積し、病歴および治療についての情報を収集した。骨代謝マーカーとしては血清アルカリホスファターゼ(ALP)、骨型ALP、骨型酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ(TRAPC-5b)、25-OHビタミンD、カルシウム、リン値を測定した。骨密度はDEXAによる腰椎および大腿骨頸部を測定した。鉄代謝マーカーとして、血清鉄、フェリチン、不飽和鉄結合能(UIBC)、赤血球、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリットを測定した。保存血清を用いて血清ヘプシジン濃度測定を株式会社エムシープロット・バイオテクノロジーに委託し、LC-MS/MSを用いた定量測定行った。
また、上記症例の1年後について同様の検査を行い経時的に経過を観察しするために、引き続きデータの集積を行っているところである。特に、生物学的製剤使用例については、詳細に検討を行いたい。
血清ヘプシジン濃度が骨代謝マーカーおよび骨密度の変化や、鉄代謝、疾患活動性と関連するかを評価し、骨粗鬆症の進行の危険因子を同定し、RAに特異的に関連する骨粗鬆症進展因子に関する知見を集積でき、さらに骨粗鬆症進展の危険性の層別化および予防的哉うざい治療が立案でき、治療への貢献が得られると考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

同意を得られた関節リウマチ患者の検査を進めている。ヘプシジン測定の外注検査も行った。

今後の研究の推進方策

横断研究としての解析・発表を進める。またエントリーした関節リウマチ患者の1年後、2年後のフォローの検査を進める。

次年度使用額が生じた理由

本年度でヘプシジン測定を行い、おおよそ予定していた額を消費した。

次年度使用額の使用計画

次年度は他の骨代謝マーカーの測定を行う予定であり、ELISAキット購入を予定している。また結果のまとめを行う予定。

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公開日: 2018-01-16  

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