研究成果の概要 |
オメガ3由来の炎症収束作用を持つメディエーター(Specialized proresolving mediators, SPM)が膠原病の病態に関わる機序について検討した。健常人および膠原病患者(皮膚筋炎・多発性筋炎および関節リウマチ)末梢血中の単核球を抽出し、SPMの受容体であるBLT1, CMKLR1およびFPR2について、その発現量をフローサイトメトリーにて解析した。BLT1とCMKLR1は健常人と膠原病患者と比較し細胞表面の発現量は同等であったが、FPR2は特にT細胞において膠原病患者のほうが健常人と比較し多く発現していた。FPR2が膠原病の病態に関わる可能性が示唆された。
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