研究課題/領域番号 |
15K19576
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
川尻 真也 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (20457576)
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研究協力者 |
HUIZINGA Tom W. J. ライデン大学
川上 純 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科リウマチ・膠原病内科学分野
中村 英樹 長崎大学, 病院リウマチ・膠原病内科
一瀬 邦弘 長崎大学, 病院リウマチ・膠原病内科
岩本 直樹 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科リウマチ・膠原病内科学分野
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 関節リウマチ / 関節超音波 / 分子標的治療 / バイオマーカー / 自己抗体 |
研究成果の概要 |
本研究は九州地区多施設共同超音波前向きコホート研究データを基礎研究に連動させ、関節リウマチの分子標的治療薬(TNF阻害薬、IL-6阻害薬、T細胞選択的共刺激調整薬、JAK阻害薬)に対するトランスレーショナル研究である。本コホート研究は分子標的治療薬導入患者を対象としており、現在340症例がエントリーされた。臨床的疾患活動性、超音波滑膜炎スコア、多数の血液バイオマーカー、骨X線による多角的評価により、薬剤別の治療反応性評価により分子標的治療薬の適応アルゴリズムの構築を目指した。治療前の臨床情報および血液バイオマーカーを組み合わせることで超音波による客観的治療反応性を予測できる可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
リウマチ ・膠原病内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は世界的にも稀有な超音波評価を主軸とした多施設共同前向き研究を基盤とする。RA治療は分子標的治療薬の導入により目覚ましく進歩したが、その適切な使い分けが重要な課題となっている。本研究では臨床情報、臨床的疾患活動性、超音波滑膜炎スコア、多数の血液バイオマーカー、骨X線による多角的評価を統合することで薬剤別の治療反応性を予測できる可能性が示唆され、RA治療にプレシジョン・メディシンの実現へと繋がると考える。
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