研究には0-4歳までの発熱患者より採取した末梢血を用いた。末梢血より末梢血単核球細胞を分離し、一部は抗CD134抗体を用いてフローサイトメトリーを行い、CD134分子発現の有無を確認した。また一部はDNAを抽出し、PCR法によりウイルスDNAの検出を行った。HHV-6B抗体価は血清もしくは血漿を用いて測定し、HHV-6B DNAが陽性かつ抗体価が陰性の場合にHHV-6B初感染と診断した。 延べ230検体を解析し、HHV-6B初感染と診断したのは30例、このうちCD134分子の高発現を認めたのは1例のみであった。
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