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2017 年度 研究成果報告書

肺動脈性肺高血圧症の新規原因遺伝子の同定と機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 15K19639
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

永井 礼子  東京女子医科大学, 医学部, 研究生 (10622160)

研究協力者 中西 敏雄  
古谷 喜幸  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード肺動脈性肺高血圧症 / 遺伝子変異
研究成果の概要

PAH患者が複数名存在し、既知の原因遺伝子変異が同定されなかった1家系においてエクソーム解析を実施したところ、X遺伝子変異を検出した。機能解析を行った結果、Xタンパクはp53と結合しうること、同定したX遺伝子変異は機能獲得型変異であることがあきらかになった。さらに、ヒト肺動脈平滑筋細胞においてX遺伝子変異はp53伝達経路の活性低下を惹起し、これによりヒト肺動脈平滑筋細胞が異常増殖すること、さらにヒト肺動脈平滑筋細胞のアポトーシスを抑制すること、この2つの機序からPAHの発症をもたらす可能性を示すことができた。本研究の結果はPAHの新たな治療法の創出に寄与しうるものと考えられる。

自由記述の分野

小児循環器分野

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公開日: 2019-03-29  

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