本研究は、出生直後より重篤な呼吸障害をきたす先天性気管無形性症に対して、長期生存を目指すべく出生前診断のついた患者に対して妊娠後期からRegenerated Trachea(RT)を作成し、新生児期に移植する治療法を確立することを目的としている。 ラットでの気管摘出及び脱細胞化のための実験計画申請を行い、気管摘出手技獲得を目指していたが、マウスでも同様の実験を行うため再度実験計画申請を行った。 また、マウスでの気管摘出手技の修練を行い、摘出気管によるscaffoldの作製を行った。 並行して、scaffoldに使用するべく、間葉系幹細胞から気管軟骨への分化誘導を行い、その解析を行っている。
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