マウス気管に対する脱細胞化プロトコールを作成し、脱細胞化気管を作成した。細胞遺残はなかったが、気管の強度が保たれず、プロトコールを改定し再度作成したところ、細胞の遺残をほぼ認めず、強度の保たれた脱細胞化気管を作成することに成功し、再生気管作成の足場となりえると思われた。 再生気管作成の細胞ソースとして間葉系幹細胞を設定し、donor間で軟骨分化能の差を認めた。その原因としてEpigeneticsに焦点を当てて検討したところ、クロマチン構造の差を認め、軟骨分化能の差の原因である可能性が示唆された。
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