皮膚老化とアンジオポエチン様因子2 (Angptl2)の関連について検討した。その結果、Angptl2皮膚過剰発現マウスでは野生型と比較してコラーゲンの発現低下、p16INK4aなどの皮膚老化を示唆する因子の発現亢進を認め、Angptl2ノックアウマウスではpコラーゲンの発現増加、16INK4aなどの因子は発現の減弱を認めた。また、IL-6やIL-8、MMP-3などのSASP(senescence-associated secretory phenotype)と呼ばれる老化関連因子についてもAngptl2皮膚過剰発現マウスの皮膚での発現亢進を認めた。
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