寛解期双極性障害患者104例と年齢・性別をマッチさせた寛解期大うつ病性障害患者73例を対象に概日リズム睡眠・覚醒障害(Circadian Rhythm Sleep-wake Disorders:CRSWD)の合併率の比較を行った結果、双極性障害患者におけるCRSWDの合併率は大うつ病性障害における合併率と比較して有意に高く、CRSWDの合併は、双極性障害の診断と有意に関連していた。 104例の寛解期双極性障害患者に対して48週間の縦断調査を行い、CRSWDの双極性障害の病相再燃に与える影響を検討した結果、CRSWDの合併は寛解期双極性障害患者の再燃期間に関連する有意な要因であることが示された。
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