婦人科癌の術後全骨盤照射についてX線によるIMRTとspot scanning proton therapy(SSPT) による治療計画の比較・検討を行った。SSPTではIMRTと比較しターゲットに対する照射線量を損なうことなく骨髄の線量が低減可能であり、Grade3以上の血液毒性のNTCP値も有意に低減されることが示された。 乳癌の術後照射については温存乳房に対する術後照射及び温存乳房及び領域リンパ節に対する術後照射を行った症例の線量体積評価を行った。温存乳房に対する照射では内胸リンパ節への照射は不十分であることが示された。
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