疾患特異的な異常神経活動同定のためのfMRI解析法開発を目指した。まずBOLD信号および血行動態の時空間分布の比較より自発的神経活動にはいわゆるresting-state network(RSN)と呼ばれる局所同期性活動に加え、全脳性活動が複数存在する事を示した(Amemiya et al. Neuroimage 2016)。さらにネットワーク間相互作用の基盤を理解するため、両成分を離・同定する解析法開発を進めた。並行して自発性神経活動の時空間的非対称性検出法開発を進め、multi-echoデータ解析によるノイズ抽出の有用性と合わせて報告した(Amemiya et al. MRM 2019)。
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