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2015 年度 実施状況報告書

Heavily T2強調3D-FLAIRによる進行性核上性麻痺の新規診断法開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K19783
研究機関名古屋大学

研究代表者

山崎 雅弘  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40595526)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード磁気共鳴画像法 / 脳白質線維 / Heavily T2強調3D-FLAIR / 放射線医学
研究実績の概要

本研究における研究代表者らの研究グループが開発したMRI撮像法であるheavily T2強調3D-FLAIRは、特定の脳白質線維の連続性・信号強度を高コントラストかつ高分解能の画像で観察することが可能である。しかし、heavily T2強調3D-FLAIRを用いた脳白質線維描出の特徴は未だ明らかにされていない点が多い。本研究は、heavily T2強調3D-FLAIRを用いた脳白質線維描出の新規知見を明らかにすることを目的としている。
初年度である当該年度は、まず研究の土台となるMRI撮像におけるパラメータの決定を行った。その上で、heavily T2強調3D-FLAIRと通常の3D-FLAIRにおける脳白質線維描出能に差異があるか否か、というテーマに関するデータ収集を試みている。通常の3D-FLAIRにおいて種々の白質線維が描出されることはすでに報告されているが、heavily T2強調3D-FLAIRでの白質線維描出との間に描出能の違いがあるか否かは、未だ明らかにされていない。したがってこの重要なテーマに着目した。具体的には、白質線維と近傍の脳実質に関心領域(ROI: regions of interest)を設定し、その信号比を算出することによって周囲脳実質と白質線維とのコントラストの強さを評価することを検討している。このデータ収集をheavily T2強調3D-FLAIRと通常の3D-FLAIR双方で行い比較解析することにより、新たな知見が得られればと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の進展状況として、研究の基盤となるMRI撮像パラメータは固まっている。また、heavily T2強調3D-FLAIRと通常の3D-FLAIRにおける脳白質線維描出能に差異があるか否か、というテーマに関するデータ収集を試みており、達成度としてはおおむね順調に進展している。今後も新たな科学的新知見を明らかにすべく、データ収集や解析を行っていく予定である。

今後の研究の推進方策

現在、heavily T2強調3D-FLAIRと通常の3D-FLAIRにおける脳白質線維描出能に差異があるか否か、というテーマに関するデータ収集を試みている。これは、このテーマが臨床的な疾患にheavily T2強調3D-FLAIRを応用する前段階の知見として意味のあることと考えられたためである。通常の3D-FLAIRにおいて種々の白質線維が描出されることはすでに報告されているが、heavily T2強調3D-FLAIRでの白質線維描出との間に描出能の違いがあるか否かは、未だ明らかにされていない。したがってこの重要なテーマに着目した。
具体的には、白質線維と近傍の脳実質に関心領域(ROI: regions of interest)を設定し、その信号比を算出することによって周囲脳実質と白質線維とのコントラストの強さを評価することを検討している。このデータ収集をheavily T2強調3D-FLAIRと通常の3D-FLAIR双方で行い比較解析することにより、新たな知見が得られればと考えている。
今後データ収集を進め、解析に進んでいければと考えている。

次年度使用額が生じた理由

当該研究費が生じた理由は、本年度の実施状況がMRI撮像パラメータの決定やデータ収集を試みている段階であるため、解析用のコンピュータ等の器材や資材を未だ購入するに至っていないためである。

次年度使用額の使用計画

解析用のコンピュータ等の器材や資材の購入、データ解析、資料収集等に使用する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 名古屋大学 放射線医学教室

    • URL

      http://www.med.nagoya-u.ac.jp/rad/

  • [備考] 名古屋大学 教員データベースシステム

    • URL

      http://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/view/html/100005957_ja.html

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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