APP遺伝子knock-inによるアルツハイマー病モデルで当初は実験を行っていたが、期待していた早期からのアミロイドの沈着が得られなかった。そこで、アストロサイト障害モデルによる脳循環代謝計測を行った。ラットのフルオロクエン酸(FC)脳内注入モデルを用いて、O-15ガスによる脳循環代謝測定、ならびにC-14 Acetateオートラジオグラフィー(ARG)を行い、アストロサイトの代謝評価を行った。その結果、FC注入によるアストロサイトの代謝障害時においても局所脳血流量ならびに脳酸素消費量は維持されていることが明らかになった。
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