現在使用しているものよりも小さく、高齢者の狭膣でも適用出来るように試作品を作製した。しかしこの間の臨床経験から、研究計画のままのサイズでは線源間の距離が短く、組織内照射を併用した場合には200%以上の高線量域を生じることが判明した。 本アプリケーターを実際の治療に用いる際には、遠隔操作が可能な治療装置と接続して照射を行うため、線源はユニット内を正確に移動する必要がある。接続は概ね安定することを確認した。今後臨床応用するに当たっては、接続部分に関して治療装置の製造・販売を行っている企業との協力関係が必須である。しかし現段階ではうまくいっておらず今後も同社との連携を働きかける必要がある。
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