研究課題
若手研究(B)
MRI撮像法の一種であるR2*マップが、急性期脳梗塞における塞栓子の描出を向上させるか否かを明らかにするために検討を行った。その結果、従来塞栓子の検出に有用とされてきたT2*強調像と比較して、R2*マップは同等以上の検出能を示した。R2*マップにより塞栓子の検出能向上ならびに脳塞栓症の原因特定が可能となれば、治療法選択に大いに貢献するものと考えられる。また検討の中で、脳塞栓症だけでなく、急性期脳動脈解離の偽腔内血栓の早期検出にもR2*マップが有用であることを確認できた。
画像診断