心筋梗塞と診断された17症例の梗塞心筋につき、高速エネルギースイッチング法を用いた遅延造影CTにて11種類の仮想単色X線画像(0から140keVまでの10keV毎)とヨード密度画像を作成し、それらの診断能、貫壁性、画質、体積計測につき評価した。ヨード密度画像の画質が有意に高く、全ての評価項目において最も実用的でMRI同様に有用な情報を提供することができ、MRIが禁忌な症例においても、代替的に梗塞心筋を評価することが可能になることが示唆された。研究内容は、第102回北米放射線学会 (RSNA 2016) にて発表し、新たな知見をもとに論文を作成し、海外の英文雑誌に投稿した。
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