ポジトロン放出核種である11Cを標識させたエルロチニブ(11C-Erlotinib)はEGFR遺伝子変異を認める腫瘍に特異的に集積することが動物用PET測定により近年確認された。しかし、11C-Erlotinib集積とエルロチニブによる抗腫瘍効果との関係性は明らかにされていない。そこで本研究ではEGFR遺伝子変異を認める細胞株を同所移植したモデルマウスを用い、11C-Erlotinib PET/CT測定を施行することで、11C-Erlotinib集積からエルロチニブによる抗腫瘍効果の予測評価を可能にすることを目的とする。
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