エンドリーク症例は2年間で36例あり、そのうち造影4D-CTが撮像可能であった症例は12例であった。Type 2 エンドリークは腰動脈や下腸間膜動脈、正中仙骨動脈が原因血管となるが、4D-CTによる描出は比較的良好であった。またtype 2との臨床診断にて4D-CTが撮像された症例で、実際はtype 3 やtype 1aと診断された症例もそれぞれ2例および1例ずつあった。4D-CTにてエンドリークのタイプ分類も可能となると思われた。画像処理については責任血管の候補となる血管起始部に断面を合わせてmulti-planar reconstructionにて解析する方法がより適していると思われた。
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