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2018 年度 実績報告書

肺動静脈奇形に対する根治治療:ハイドロコイルによる再開通しない塞栓術の確立

研究課題

研究課題/領域番号 15K19806
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

下平 政史  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (60597821)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードハイドロコイル / 肺動静脈奇形 / 塞栓術
研究実績の概要

これまで集積した患者データ、画像を検討、解析した。結果は下記の通りである。
37患者の57病変の肺動静脈奇形に対してハイドロコイルを用いた塞栓術が思考された。57病変のうち56病変においてハイドロコイルの留置に成功した。術後は造影剤の流れを経時的に描出可能なtime-resolved magnetic resonance angiography(TR-MRA)もしくは肺動脈造影を施行し、再開通の有無を評価した。平均経過観察期間19ヶ月(2-47ヶ月)にて、いずれの病変においても再開通は認められなかった。つまり、本研究における再開通率は0%であった。使用したコイルの内訳は下記である。ハイドロコイルとベアコイルとファイバーコイル:47病変、ハイドロコイルとベアコイル:5病変、ハイドロコイルファイバーコイル:3病変、ハイドロコイルのみ:1病変。また、使用したハイドロコイルの詳細は下記のとおりである。使用本数:中央値4、全長:中央値60 cm、体積:342 mm3。この結果をCardioVascular and Interventional Radiologyに投稿し、掲載された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Usefulness of Hydrogel-Coated Coils in Embolization of Pulmonary Arteriovenous Malformations2018

    • 著者名/発表者名
      Shimohira Masashi、Kawai Tatsuya、Hashizume Takuya、Muto Masahiro、Kitase Masanori、Shibamoto Yuta
    • 雑誌名

      CardioVascular and Interventional Radiology

      巻: 41 ページ: 848~855

    • DOI

      10.1007/s00270-018-1876-5

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2019-12-27  

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