研究課題
若手研究(B)
陽子線照射において、拡大ブラックピーク(SOBP)の位置による増感効果に違いがあるかを検討した。ヒト食道扁平上皮癌細胞株(OE-21)を用い、4つの深さに細胞を置き、陽子線照射を行い検討した。X線と比較した陽子線の生物学的効果比(RBE)は、SOBP遠位になるにしたがって上昇する傾向が見られたが、SOBPの位置による5-FUの増感効果に、違いは認められなかった。SOBP遠位ではDNA損傷修復が遅延する可能性が示唆された。
陽子線治療