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2015 年度 実施状況報告書

ゲノム・エピゲノム解析による食道扁平上皮癌の臨床的新規バイオマーカー探索

研究課題

研究課題/領域番号 15K19874
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

宮脇 豊  東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 非常勤講師 (60527612)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードバイオリソース試料 / 食道癌抗がん化学療法
研究実績の概要

研究実施における準備段階として当研究施設内の本研究課題の倫理審査員会への申請等を行った。その後に当研究課題の根幹をなすゲノムシークエンスに適した研究試料を本学バイリソースセンターにおける保存検体を閲覧するための申請手続きを必要とした。上記の手続きの後に、バイオリソースセンターの保存検体のDNAおよびRNAの抽出ならびにQuality checkを行うとともに、次世代シークエンサー稼働の準備を行いました。
また本研究課題の副次的研究として食道癌治療において抗がん剤効果は進行度あるいは腫瘍量依存性かの検討、ならびに再発食道癌における予後不良因子の抽出の検討を行った。その成果について当該学会ならびに論文にて発表した。
本学内の規定によって、上記の手続きは並行して行うことができないため、順次行なう必要がありました。そのため本年度は上記の準備に費やしており、実際の研究課題の成果はまだ得られていない状況ですが、本学の倫理上・組織管理上の規定等の実情からは、やむを得ないものであったと考えております。次年度の以降の研究成果を得るうえでは意義のあったものと考えています。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

上述の諸手続きの必要性から実際の研究課題の遂行に至るまでの準備が予想以上に複雑であり、時間を要したことが主な一因と考えます。
一方で副次的研究ではあるものの食道がん治療の一端を成す抗がん化学療法についての新たな知見を得られたことについては限定的ながら成果を得られたものと考えます。

今後の研究の推進方策

なるべく早期に本研究課題の根幹をなす次世代シークエンサーによる解析をはじめることが喫緊の課題であり、同解析開始後は研究実施計画に準じた円滑な研究実施を図ることが肝要と考えます。
食道癌治療のバイオマーカー探索においては臨床的意義が重要であることは議論の余地はないこと考えます。臨床的意義の新たな知見を見出すべく、食道癌治療について並行して多角的な観点での副次的研究も行いたいと考えています。

次年度使用額が生じた理由

本研究課題においての根幹をなすゲノムシークエンスの稼働にいたらず、今後のゲノムシークエンスの稼働とともに必要な費用について適正に使用するため、副次研究を含めて極力、研究費の使用を控えました。

次年度使用額の使用計画

本年度以降に生ずるであろうゲノムシークエンスの稼働に関わる必要な費用において適正に使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Prognostic Factors for Post-Recurrence Survival in Patients with Thoracic Esophageal Squamous Cell Carcinoma after Curative Resection.2016

    • 著者名/発表者名
      Nakajima Y, Kawada K, Tokairin Y, Tomita M, Miyake S, Kawano T
    • 雑誌名

      Digestive Surgery

      巻: 33 ページ: 136-45

    • DOI

      10.1159/000443643.

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] EFFICACY OF DOCETAXEL, CISPLATIN AND 5-FLUOROURACIL CHEMOTHERAPY FOR SUPERFICIAL ESOPHAGEAL SQUAMOUS CELL CARCINOMA. IS THE ANTICANCER EFFICACY DEPEND ON THE STAGE OF CARCINOGENESIS AND TUMOR VOLUME?2015

    • 著者名/発表者名
      Miyawaki Yutaka
    • 学会等名
      46th World Congress of Surgery
    • 発表場所
      Bangkok(Thailand)
    • 年月日
      2015-08-23 – 2015-08-27
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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