我々はApcとTgfbr2が大腸上皮特異的にノックアウトされる‘CDX2P-G19Cre;Apcflox/flox;Tgfbr2flox/flox mouse’を作製した。これらマウスの腫瘍からTgfbr2 ノックアウトに伴い9.25倍に発現亢進していた遺伝子GSDMCを同定した。さらにGSDMCの大腸癌における発現の意義を解析するために、in vitro/in vivoで機能解析を行った。In vitro / in vivoで大腸癌細胞株を用いてGSDMCをノックダウンすると細胞増殖能、腫瘍形成能は有意に低下し、逆にin vitro でGSDMCを強制発現すると細胞増殖能は有意に上昇した。
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