研究成果の概要 |
食餌性肥満マウスを作製した。それぞれの肝臓の免疫染色を施行し、食餌性肥満マウスでは肝臓の脂肪性変化や線維化、炎症性変化があることを確認し、NASHモデル肝が作製できていることを確認した。脾注肝転移実験では肝転移数が有意に肝線維化群で多かった(1.9±1.8, 0.3±0.5, p=0.01)。抗Ki67抗体免疫染色では、肝線維化群肝転移巣で有意に多くの核が染色され、肝線維化群における癌細胞は増殖能が高いことがわかった。大腸癌細胞株はIL-13共培養下で遊走能・浸潤能の有意な上昇を認め、IL-13の濃度依存性に増殖能が上昇することを確認した。
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