肝内胆管癌(ICC)組織の間質にcancer associated fibroblasts、Collagen I、III、IVが豊富に存在していた。PDGF Family、CTGF及びPDGFRa、PDGFRbの発現をヒトICC切除標本を用いて免疫染色にて調べたところPDGF-BB、PDGF-CC、CTGFの発現およびPDGFRa、PDGFRbの発現を癌細胞のほか線維芽細胞にも認めた。ICC細胞株に二種類のPDGFR受容体阻害剤を肝内胆管癌細胞株に添加したところ、細胞の増殖は有意に抑制され、癌細胞自身がPDGFによるautocrineで細胞増殖している可能性が考えられた。
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